排泄は人がいきている証。しかし、介護される人にとっても、介護する人にとっても、排泄介護は辛く、哀しい。紙オムツ一辺倒の排泄介護の現状に果敢に立ち向かった、トイレ付き介護マットレス「多機能マットレス アリス凛」の開発者、金井純代さんの22年間の「我が闘争」を通じて日本の排泄介護の問題点を明らかにする。
- はじめに 「寝たきり後の排泄」について考察することになってしまった顛末。
- 第1章 みんなが知らない寝たきり後のオシッコとウンチの話。
- 第2章 「オムツ一辺倒の日本の老人介護に排泄革命を!」これが、美人歯科医の夢。
- 第3章 まだ一台も売れていない多機能マットレスの完成秘話は、とてつもなくおもしろい。
- 第4章 寝たきりになったらリハビリか、オムツか。それしかないの!?
- 第5章 一度考えてみたい。オシッコやウンチは、絶対にトイレじゃないといけないのだろうか。
- 第6章 なぜ、金井さんは紙オムツがダメと言うんだろう?なのに、なぜ、紙オムツが全盛なんだろう?
- 第7章 医療崩壊、福祉崩壊のこの時代に、オムツ交換なんかに介護保険を使っちゃいけないのだ!
- 第8章 「寝たきり」がなぜ、こんなに問題視されるようになったのかを考えてみた。
- 第9章 そもそも寝たきりについて考える。誰もが寝たきりになるのだろうか?
- 第10章 金井さんの母親の在宅介護体験から生まれた母に捧げるベッド『多機能マットレス アリス 凛』。
- 第11章 在宅の看取りって、ほんとうに可能なの?奥川さんちに学ぶ、家で看取るということ。
- 第12章 このマットレスは、なぜ、理解されないのか。なぜ、売れないのか。みんなで話し合ってみた。
- あとがき 「寝たきり後の排泄」問題は、結局、自分がどう死にたいかということだ。 寝床に一番近いトイレ『多機能マットレス アリス 凛』